プロローグ

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 神代の北欧にデネという国が存在していた。 デネは巨人の襲撃を受けており、アーティファクトブレイブに乗る部隊が防衛戦をしていた。 「はぁっ!」  1機のウルブレードが2振りの両刃手斧を武器に巨人兵を次々と斬り倒していく。 「甘い! これで終わりだ!!」  ウルブレードは巨人兵の攻撃を右手に持つ斧で防ぎ、左手に持つ斧で巨人兵を斬り裂く。 巨人兵は血飛沫を上げながら絶命し、消滅した。 「ふぅ、今日も無事に国を護れたようだな」  仲間のウルブレードがやってくる。 「お疲れ様です。き、機体が!?」  斧を持つウルブレードは真っ赤に染まっていた。 「ああ。近接戦ばかりだから返り血を浴びてな。機体がベタベタだ」 「今回もお見事でした。ベイオ王」  ベイオ、デネ国の王であり、王自らアーティファクトブレイブに乗って民を護る男である。
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