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追記(作家寸評のツイートの転記)
小説投稿サイトの複数の作者、複数の作品を読んで感じる事がある。
平均点78点の場所で86点の作品を書いている。でも90点超えないので合格点とはいかない。超激戦区、レッドオーシャンのジャンルの作品だ。
ところで、物語に何を求めて読んでいるだろうか?
色々あるが、違う視点に気づける事。心の奥底の感情を言語化出来る事。
それを意識して読書をしている訳ではないと思うが、感動した作品から出る感想は上記のようなものだと思う。
さて、
ストーリーの展開、登場人物の設定は悪くないけど、あっさりしていて物足りない。展開の妥当性が弱かったり、心理描写に深みがなかったりしているのだ。
ここに4点減点があると思っている。
たぶん他の読者も似たような作品で目が肥えていて物足りなさに気づいている。
読者に伝えたいメッセージ。この一言だけは持って帰ってくれ。心に刻んで一生持っててくれ的な気迫。若しくは、自分の心の奥底にあった感情はこう言うものだった。分かる形にしてくれてありがとう的な言語力。これらが乏しいと感じる。
ではどうしろと?
一つは読書をするな。求めているのは読書で成長できる上の世界だ。体験して自分の感情の深堀をあと二段深堀しろ。他人を観察してなぜその言動か?背景を考察しろ。
その上で良作と駄作の比較分析を行え。
だと思う。
作中の一言が活きるように用意周到にトラップを仕掛けろ。が、その一言自体は凡庸なもので良い。
例えば羅漢殿の『10万でも20万でも出す』は数字でしかない。しかし、前段のエピソードで社会的背景を描き、立ちはだかる女の意地とプライドがあって重みのある一言になった。
一言の為にストーリーを作るのか? ストーリーの中に一言があるのか? どちらもあると思っている。また、読者を無視した叫びが読者に届くのか? 用意周到に読者に掴ませるのか? どちらもあると思っている。
その上で、今の道で正しいと思う。でも色々試して足掻いて欲しい。あと4点は簡単じゃない。
折角なので、
リズミカルな文章を意識すればずっと良くなると感じる作者がいる。
自分の世界なのに一歩下がってしまう。見え隠れするお姉さんの陰の方がよっぽどホラーだと感じる作者がいる。
了
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