あとがき

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あとがき

お初のかたは、はじめまして。 お読みいただき、ありがとうございます! ご継続でお読みいただいているかたには、本当に心からの感謝を申し上げます。 まずは、今作品について。 ノベルアップ+「代々木怪談コンテスト 2024」に出した、前作「注連(しめ)を解く」が怪談としてはイマイチ弱いかな……と思いたって、急遽一日半で仕上げた作品です。 締切の都合上、プリントアウトの推敲2回で放流開始してしまったので、文章の完成度的にはちょっと不安が残ってるんですけどね。 直してもいいかな、とも思ったんですけど、どうせ改稿するなら、あちら(ノベルアップ+)でのコンテスト結果が出てからにしようかなと思ってます。 それにしても。 うーん、怪談……ムズカシイね……。 本来、会話形式で進めなくてはいけない怪談、どうしてうまく書けないのかしら。 たぶん、状況説明とか感情表現のレベルが違うのだろうと思うのだけど、そっちにのめり込んでしまうと、自分の表現が変わってしまいそう。 小説の場合、会話形式だと表現の盛り上げかたが違うから、方向性を変える必要があるんでしょうね。 頻繁に切り替えられるほど文章力が上達しているとは思えないので、連載中の「奇石婚(https://estar.jp/novels/26175297)」を終わらせるまでは、なるべく文体を変えたくない……かな。 方向性の違うものを作り上げる『挑戦』としては、面白いと思うので、これからも努力は続けていきたいです。 それにしても、今回はプロットの段階で一度仕上がったものから、直前になって悩んで、大きく練り直しをしました。 というのもね……元ネタ、というか……ほんの一部だけ取り入れたシチュエーションがね……。 実は、現実にあった事件をママ友から聞いちゃったもの、でしてね……正直、そのまま書くともうすべてが誰も悪くなく、運が悪かっただけなのに最悪至極の結末にどんより心が沈むしかなく……。 どういうこと? と思うかもしれないですけど、これはなぁ……言葉には力があると思うので、安易に世間へ広めたくはないんですよね。 ただ、子どもを育てる親としては、気をつけていただきたいことではある。 ので、注意喚起としては必要だと思うんですけど、作家としてはどうにもネタにしてもらいたくない。 他に知られると「その手があったか!」と真似されそうだし、あまりに不謹慎になりそうで「やっぱ子どもは、ヤ((キル) or (ダイ))っちゃダメ!」と思い直したのでありました。 そもそも、ホラーには不文律があってですね。 理由もなく、子どもと動物は物語の進行形で消しちゃいけないんですよね。(物語が始まった時点で、すでに死んでいる前提は可) 意味なく血が出る”始末”をするのは、後味が悪すぎるんですよ。 ということで、怪談として使おうとすれば使えるけど、人として終わりそうな気分でもあったので、考え直しました。 生き延びてくれて、すこしは気分が救われたような……勝手な言い分ですけれども。 じつは怪談自体は、オチを用意しなくてもいいらしいので、小説的な結末が展開と合わないというのがあるようですね。 なんかよくわからない事象が起こって、意味がわからないし、いまだにどうなったかよくわからない、というのが多いみたいです。 ホラーとしても得意な分野が増やせるように、そのような話を書けるようになれたらいいなと思ってます。 最後に。 どんな反応が返ってくるか、正直に言えばドキドキしていました。 つまんね、って思われてたらどうしようと様子を伺いつつ、皆様のページコメントをみては、お化け屋敷状態で気軽に楽しんで(?)いただけたようで胸を撫で下ろしております。 あ、ちゃんと伝わってる! とか、こんなふうに感じてくれるのか、とか、へえ、こう考えたりするのか、ととても刺激になりました。 たくさん反応をもらえたので、本当に嬉しかったです。 ありがとうございます!!! ちなみに。 この作品をお気に召したなら、こちらもいかがでしょうか。 「注連(しめ)を解く」 https://estar.jp/novels/26262876 怪談というには怖くないけど、作品の雰囲気と仕上がりかたは悪くないと思ってます。(*´▽`*) 今回もありがとうございました! それでは、また次回作でお会いいたしましょう。
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