1、プリティア四聖、襲来!

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「あ! ちょっと、なんてことするのよ!?」  青竜は我に文句を言ってくるものの、我よりも宝玉の方が重要らしく、追ってくる気配はない。  暫く走った我は、走るのを止めて、少し休憩。  ……まったく、青年から得た情報とはまるで違うではないか……。  地球には魔法の類いは存在しなかったのではないか?  そんな事を思いつつ、我は再び歩き出す。  今度こそ、街へ。 「──ねえねえ、そこのおじさん」  またまた、唐突に響く少女の声。  声の方へと顔を向けると、そこには朱雀や先の青竜と同じく、虎と岩をモチーフにした白い衣裳に身を包んだ少女が一人。 「アタイは『プリティア四聖』が一人、『プリティア白虎』っていうんだけど、おじさん、『プリティア朱雀』って子が何処にいるか知らない?」  やはり、あの娘達の仲間か。  ここは関わらぬように、 「さあ? 我は知らんな」  我は目を背けつつ、プリティア白虎──以下同文で白虎と呼ぶ──にそう答える。  しかし、 「おじさん、今、目を背けたよね?」 「い、いや、背けておらんぞ」
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