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夢を見た
誰も知らない世界
無と有の調和した混沌
僕は ひとりきりだった
孤独は 哀しくて苦しくて
でも 美しくて優しくて
気が狂うほどの長い時間を
そこで過ごした
いつしか 違和感は消え去り
僕の中に 無が入り込んできた
僕は 拒まなかった
拒めなかった
僕とおんなじように 不器用で
僕とは違って 優しくて
はぐれものどうし 惹かれ合い
いつしか消えていたはずの涙と一緒に
微笑みを投げかけた
そして その時
僕達は 一つのかけらとなり
混沌の中に 身を沈めた―――
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