時の流れ

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何かあるようで 何も無い 相反する空間に 相反する存在が身を寄せ合って 静かにうるさく存在していた 混沌は 規則性がないようであって あるようでない それが 不思議と心地よくて 僕の片割れ()と一緒に沈み込んだ 時間が進み 時が巻き戻る 相反しているからこそ混沌(カオス)といえる でも 僕は混乱していた 自分がわからなくなってくれば 新しい自分が現れて ぐちゃぐちゃにかき乱されて 僕は異質なんだと 調和の側にいるんだと やっと気がついた――
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