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何かあるようで
何も無い
相反する空間に
相反する存在が身を寄せ合って
静かにうるさく存在していた
混沌は
規則性がないようであって
あるようでない
それが
不思議と心地よくて
僕の片割れと一緒に沈み込んだ
時間が進み
時が巻き戻る
相反しているからこそ混沌といえる
でも
僕は混乱していた
自分がわからなくなってくれば
新しい自分が現れて
ぐちゃぐちゃにかき乱されて
僕は異質なんだと
調和の側にいるんだと
やっと気がついた――
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