第四章・蓬莱を求めて

19/74
前へ
/245ページ
次へ
 人の流れというのは不思議なもので、先ほどまでは客で溢れていた店内が、ちょうど食べ終わったタイミングが同じになったのか、人々が次々とお会計を済ませて出ていく。  お店は私と羽犬さんと、池に戻った鯉のおいちゃんだけになった。
/245ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加