祟りじゃああああああ!

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 え?俺、鉄砲奉行になった?ヘイデンは言っていた。 「なる訳ねえだあろうが。こっち来いヘイデン」  茂みの中に、ヘイデンを引き込んでいた。 「え?じゃあ、ここどこ?」 「だからよ。フェアリーランドだ」 「何で?!キングストンにフェアリーランドがあるんだ?!」 「キングストンじゃねえよ。俺がいるからだ」  ライルは、平然と訳の解らないことを言っていた。 「そうですわ。ここは、ランドの南端、ドキドキフォーン村ですわ」 「何がドキドキだ。名前変えろ。で、セタンタは近くにいるのか?ここにゃ、エルフの衛兵すらいねえんだな?」 「ええまあ。棍棒持った役人は、随分遠いところにおりますけど」  その時、猟銃の発砲音が響いた。 「おお。セタンタいたな?ありゃあ、フォーンだな?マジでレイプされて、殺されんな?」 「フォーンて。まさか、ここ、ナルニア?」 「だから、フェアリーランドだよこの馬鹿。で?お前、睦雄知ってんだな?」 「まあ、童貞ギークなら、誰だって知ってる。夜這いと村八分。その末の凶行だし」  誰だって知ってねえよ。こいつは。 「じゃあよ。あそこ行って、ほれ、祟りじゃあって叫んでみろ」 「いい手ですわ!フェアリーランドにいられる人間は、妖精王のみです!それが、この馬糞小僧であれば、必ず混乱しますわ!」  それで、ヘイデンは蹴り転がされ、祟りじゃあああああああああああああああああああああああああああ!ってなって、妖精王とやらの、登場となったのだった。
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