🏝再び拐われた妹🏝

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途方にくれながら、村の奥にある 畑の方に歩いてると… 畑の向こう側に滝と川が 流れてるのが見えた。 わたし 新井崎 亜美(にいざきあみ) 「これから、どうしよう…」 その場で、どうしようかと考えてると 足元に…見覚えあるハンカチが投げられた。 わたし 新井崎 亜美(にいざきあみ) 「これは、紗由の…」 それを拾いながら、投げられた方に顔を向けると 和装の男性が立っていた。 a33d097d-ad77-41aa-b08d-ef45c3e96b67 なにやら、被り物をしてる。 ん…被り物? かぶりものをして… !?!? そういえば、村長さんの手記にあった! もしかして…この人は! 被り物をした男 「…こちらに…」 その人は、ハシゴの上の方へ 高くジャンプしてしまった… 妹のハンカチをポケットにしまい そばにあった、ハシゴを登りきると そこには小屋があり 待っていた男性が被り物を外した! a57fbbad-bde0-454e-9bda-e3d83a5bbb78 わたし 新井崎 亜美(にいざきあみ) 「え!鬼!?」 恐怖からではなく、鬼を初めて見れて 嬉しくて興奮のあまり 大きな声で叫んでしまった! 赤鬼 「…」 小さくため息をつかれてしまって 背を向けられ、小屋じゃないところへ 行こうとしてたから、慌てて呼び止める! わたし 新井崎 亜美(にいざきあみ) 「あ、大声出してごめんなさい! 鬼を見たの、初めてだったから…つい…」 赤鬼さんは振り向く。 赤鬼 「ふう…叫ばれ、慣れてるとは言え よそ者の君にまで、叫ばれるなんてな… まあ、いい… 立ち話もなんだから、小屋に入ろう。」 赤鬼さんは小屋に入っていき わたしも、その後に続いた。
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