🏝オオクマ孤島🏝

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奥に、低いテーブルがあって そのテーブルの上に、なにやら手記がある。 読んでみよう、なになに… 村長の手記 "森の奥の丘に住む魔女が、この村に下りてきた。 いったいなにがあったのか 魔女の下半身はまるで蛇のようになっていた。 そして、私に… 村中のおなご達をよこせ、と言ってきた しかし、村のおなご達は ほとんどが人妻か村人達の恋人。 私は、嫁に恵まれなかったが そんなこと出来ぬと反発した。 魔女は、洗脳魔法をかけてきたが どうしたことか、私には効かず この姿は、人間のものでなくなった… 魔女はニヤリと笑い、今度は 人間の女性と交わらなければ人の姿に戻れない と言う、なんとも理不尽な呪いをかけてきた… 私のこの姿を見た村人達は逃げ惑い 私は、別の所に小屋を作り 隠居することしか出来なくなった。 この村は、もう終わりだ… 追伸 かぶりものをして、村の様子を見にきてみたら みなの様子がおかしくなっていた。 きっと、あの魔女が みなに何かしたのは間違いない。 これを、今読んでいる者が よそ者ならば、今すぐ自分の住む場所へ帰れ 魔女に気をつけろ。" ふむふむ…これを読む限り 変異した村長は、もうここにいないみたいね… 別の所に小屋を作ったって、いったい何処よ! これをみる限り、他の村人よりも まともで、味方になってくれそうなのにっ それに、妹を…紗由を助けるまでは、帰れない!
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