一ノ章

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翌朝、頰に生暖かいものを感じ起きるとムクとミクがいた。 頰に鼻息が当たっていたらしい。 「おはようですぅ」 「おはようなの〜」 「おはよう、ムクちゃんにミクちゃん」 ベッドには十六夜はいなかった 「十六夜様は?」 「朝の散歩ですぅ」 「たまに行ってるの」 「十六夜様が今日はハルナ様と出かけるから支度させろって言ってたですぅ」 「ボクたちと一緒にノシバ食べるなの」 「ノシバ?」 ※ノシバは鹿が食べる雑草
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