一章

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✱✱✱Side natsuki ✱✱✱ (どういうことよ!許せない!) 夏姫はギリギリと爪を噛んでいた。 姉の澪が最近、自分の命令を無視をする。 それが気に入らなくて澪の自宅に行って嫌がらせしてやろうと考えていた。 アパート近くで澪を見かけた。 澪はソワソワし信号などで待っている間、身だしなみを整えていた。 身だしなみを整える時は彼氏が出来たサインだ。 夏姫は後をつけ、澪はホテルに入っていった。 少し待ってはみたが出てこないのでホテルのロビー内にあるカフェで待ち伏せる事にした。カフェは宿泊利用者以外の一般も利用可能だ。 ホテル出入り口が見える付近に座る。 カフェで食事やデザートを食べていると澪と金髪の男性が話しながら出てきた。 こっそり見ていると男性が澪にキスをしたのだ。 「なっ!?」 金髪の男性をよくみると長身で綺麗な顔立ちをしていた。夏姫はこんな超絶イケメンを見た事がなかった。そして金髪の男性は澪を愛しそうに微笑んでいた。 高級車に乗り2人はどこかに行ってしまったので仕方なく実家である自宅に戻る。 夏姫は最高潮に機嫌が悪く、家中の物を破壊していった。 「許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!」 母親は困っている中、父親が帰宅する。 「あなた…夏姫ちゃんがまた」 「仕方ない子だな…」 父親の存在に気が付いた夏姫は何かを企む 「パパ〜夏姫ぃ〜お願いがあるのぉ~?」 甘えるような声を出す 「もちろん世界一可愛い夏姫のお願いならなんでも聞くよ」 「わあ~い大好き★」 (これであの無能を…-絶望させてやるわ。そしてあの超絶イケメンは可愛いアタシのモノ)
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