二章

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月曜日になった。 きっと平凡で普通の変わらない日々がはじまるんだろうと出社した。 早速、吉田さんに報告すると「そうか〜」と一言。 「ゴメンね、ヤンチャな子の面倒、押し付けたみたいで」 「いいえ。綺麗な方でした、なかなか個性的でしたが」 澪は苦笑いした、連絡先を貰ったがモテるだろうし彼から見たら自分なんてただのモブ程度の存在だろうと。 自分のデスクに戻り通常業務へ。 すると部長から呼び出しされた。 「伊澄くん、すまんが今日午後から行なわれるプロジェクトの会議行って来てくれないか?君も参加して足し詳しいだろ?」 「え?たしか担当は加藤さんでしたよね?」 「加藤くんは昨日、救急車で運ばれて暫く休みだそうだ、命には別状はないんだがね」 そういえばとキョロキョロすると今日は加藤さんの姿がなかった。 「わかりました」 「取引先の方は社長も参加される、失礼のないようにな」 「はい」 午前中はバタバタだ。 後輩の朋子から「頑張ってください!」とカ〇リーメ〇トの差し入れを貰い、ありがたく移動中にいただくことにした 目的地の会社に到着し受付を済ませ、会議室へ。
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