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あれ?澪さんちょっとご機嫌ですね。何か有りました?」
話し掛けたのは皆川朋子。澪と同年齢で新卒入社した澪の後輩にあたる。
黒髪ショートヘアーのメガネ女子だ。
澪の印象は委員長タイプ。澪と同じ年齢ながら年上年下、子供相手だろうが敬語で話す。
「うん、お見合いをすることになってね」
「へー澪さん結婚願望あるんですか?」
「うーん…暖かい家庭は持てればいいなと思うけどまだ結婚は良縁次第ね…。今回は吉田さんからのお誘いなの」
「なるほど吉田さんって人柄がいいから色んなコネありそうですね。結婚したくなったら私も紹介してもらいたいです」
そんな話をしながら仕事をこなし、お見合いの日を迎えた
「お見合いって着物のイメージなんだけど…着物持ってないしスーツでもいいかな〜」
部屋をウロウロしながら手紙の日時を何度も確認しソワソワした。
お見合いが行なわれるというホテルに行く。
手紙にはホテルの客室を借りているそうなので、フロントで名前を伝える。
部屋番号を教えられ相手は少し前に到着しているとの事。
早目に着くようにしたが待たせてしまったかと焦る澪。
部屋に到着するとドアストッパーが置かれ少しドアが空いてた。
ドアを開け「し、失礼します」とソッと入っていく。
カタンと物音が聞こえる方に目をむけると…
「「…えっ?」」
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