最終章

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澪と聖臣は父親である和臣に正式に聖臣と夫婦になる事を伝えた。 「聖臣君は百目鬼家の血筋濃いから苦労するよ〜僕にしちゃお!」 「駄目です」 「え〜〜でも孫の顔がやっと見れるね。いつかな〜」 「しばらくは澪と恋人のような甘い生活予定ですから我慢してください」 聖臣と和臣のやり取りを微笑ましく見ていた。 澪を歓迎してくれてるようで安心した。 その後、澪は聖臣の妻として暮らす事になったのだが… 「大変言いにくいんだがな…」と困ったように1枚の紙を差し出した 「これ婚姻届…もしかして…出してないんですか?」 「あ、ああ」 聖臣は気まずそうにしていた。 当初は好きでも相手と結婚させられて悩んだのに…と澪は絶句した 「聖臣様…私にウソ付いたんですね!」 「す、すまない」 「それと実はな…」 眼鏡を外した 「実は…俺は伊達眼鏡なんだ。つまり…」 「…つまり?」 「この間の風呂で澪が入っているのも知っていたし、澪の裸もしっかり見たんだ。…和彦が澪と風呂に入ったと言っていたから羨ましくなってだな…」 澪は静かにブチギレた。 「た、聖臣様のウソつき!」 「お前への愛は本当だからな!」 慌てて澪に婚約指輪を差しだした。 指輪を付けると澪の機嫌が直り、ホッとする聖臣だった
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