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そこから、なんとか山の低い方へ下りてきて、僕たちとであったんです。
そう言えば、4日山を歩いたわりにリュックが軽かったり、へこんだりしてなかったですね。
それが、神隠しってやつなんでしょうか。
2日ほど未来に、そして僕らのそばにワープされたのかもしれない。
亜鶴おじさんは、僕らに山歩きのつかれや、有村さんへの怨みをグチグチ言ってました。
そんな時、クラスメイトが大人たちを呼んで戻ってきたんです。
やってきた大人たちに、もう学校にいきなさいと、言われました。
僕らが関わったのは、そこまでです。
遅刻になりましたけど、事情が事情だから、怒られたりはなかったです。
ーー筆者はここで、締めくくりの感想を聴きたくなった。
感想、ですか。
山は危険、ということをもっと知ってほしいですね。
それと、サンカイザーや協力してくれたヘリのパイロットたちのような人たちを、信じてほしい。
ですけど、こういう情報が他の地方では怪談とかオカルトとしてしか知られないのは、・・・・・・遺憾であると考えています。
百万山市立 某小学校の生徒 H・K(10歳)
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