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「もうすぐ夜になります。
ここから下りても、滝や急な山ばかりて、歩けないです。
猛獣の熊だっていますよ」
僕がさっき言ったことと、同じことでしょ。
亜鶴夫婦は、サンカイザーをうさんくさく感じたそうです。
サンカイザーはそんなこと気にもとめなかったみたいです。
「これなら信じられますか? 」
そう言ってGPSと衛星電話を取りだしたそうです。
それで、迎えのヘリを呼んでくれたそうです。
そのまましばらく、河原でまちました。
ヘリが来ました。
でも来たヘリが、あまり乗るのに適していなかった。
このイラストを見てください。
黒くて、トンボみたいな細長い機体。
左右に大きなエンジンが見えますね。
自衛隊で使ってる対戦車ヘリコプター。
アパッチってやつです。
たまたまこっちへ訓練できていたのが、協力してくれたんです。
このアパッチは2人乗りです。
それでも、全員ヘリで帰る方法はありました。
アパッチの操縦席は2つあって、前の席は機関砲やミサイルを操作する席。
後ろの席で運転します。
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