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体調を崩すことは、悪だった。 生理痛が酷い方だったが、認めては貰えなかった。 仮病、と決めつけ、みんなにあるモノがそんなに辛いはずが無い、甘えだ、と詰られた。 薬は悪いモノとされていたので、鎮痛剤を飲むことすら許されなかった。 余りの痛さに小遣いで買った鎮痛剤を机の引き出しに入れてあったが、何故かリビングに置いてあり、 これはどうした、と何時もの尋問を受けた。 生理痛が辛いから買った、と説明しても、 こんなモノ飲むな! と怒鳴られ、目の前で捨てられた。 小学生の頃 風邪で熱も吐き気もあり、当然食欲もなかった。 食べなきゃ治らない、とおじやを作ってくれたものの、本当に食べれらなかった。 他の家事もあり、気が立っていたのか、 食べなきゃ治んないって言ってるでしょう! お母さんが作ったモノが食べられないのかい! と怒鳴られ、頑張って無理やり食べた。 が。 身体は、まだ食べ物を受け付ける準備ができていなかったらしく トイレに駆け込み、吐いた。 便器に向かって嘔吐いている私の頭上から お母さんが作ったモノがそんなに不味いってのかい! もう何も食べなくて良い! という怒号が降り注いだ。 体調が悪いのは、悪だ。 なに風邪なんかひいてんの なんで熱なんか出してんの 罵倒されるくらいなら、無理をした方がマシだ と 其れが当たり前だと思って 生きていた。
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