深夜26時、逢瀬を重ねる

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バタン…っと、物音がして驚いて心臓が飛び跳ねる。この家に出入り出来る人間なんて私と新次郎さん以外に存在しない。 用心深い彼は、以前よりセキュリティを強化したマンションを選び完全オートロックで何重も鍵が必要なこの部屋までたどり着くことが出来る人なんて…彼以外には、、 「っよぉ、紬葵。何だよ暗い顔して…」 ガラッとバスルームの引き戸が開かれた瞬間現れた全裸の新次郎さん。恥ずかしげもなく何処も隠したりすることなく…私の目の前でシャワーを浴び始めた。 目のやり場に困り、慌てて顔を手で覆えば、 「出たでた、純粋ピュアガールツムツム。」 なんて、私のことをからかいながら全身を洗い終えた彼は躊躇することなく同じ浴槽に飛び込んでくる。 ザバーン、っとお湯が外に流れ出ていく中…彼は私の背後に身を沈めてその腕の中に私の身体を閉じ込める。 そのまま背後から首筋にチュッとキスを落とされると、彼の熱を記憶している身体はビクンっと反応をしめす。 「主人の帰りを身体全身で歓迎してくれるとは、紬葵は今日もいい子だなぁ?」 肩に頭を乗せられ耳元で囁かれると、心臓がドクンと高鳴って息が苦しくなる。
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