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第1話 ドラムのオズさん、ベースのマキノ君と出会う。
「本当に手に入れたのかよ!」
俺は電話の向こうの友人に向かって声を張り上げた。
『……うん、まあ、いろいろありつつも』
奴にしては珍しく、実にはっきりしない口調で言葉を返してきた。
「どんないろいろだよ」
『……うるさいな、いろいろはいろいろだ。とにかく明日集合!』
……何となくその口調に照れが混じっているような気がして、俺は背中に悪寒が走った。
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