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第2章 episode of 羌廆。
羌廆「…美女が2人も…?」
王賁が本を開いた途端、
2人の美しい女性が羌廆、李信、王賁、楊端和の前に現れました。
羌廆「一体何がどうなっている?」
羌廆が口を開くと
1人の女性が目を覚まし…
西川優香里「ここはどこでしょう?」
羌廆はその凜とした声に一目惚れならぬその一声に聞き惚れました。
羌廆「貴女は一体どなたですか?
貴女の事を知りたくなりました。」
優香里「私は西川優香里。古本屋で働く親友である深山美世とご飯を食べていた時にある本を見つけた美世とその本を見ていた次の瞬間。」
羌廆「ここに来たと言う事ですか?」
羌廆に自分が言うべき台詞を言われてしまい若干寂しそうにしていた優香里ではありましたが…
優香里「その通りです。私の隣にいるのが親友の深山美世になります。」
優香里の隣でまだスヤスヤと眠る深山美世の隣に寄り添うのは…
王賁「…何だ?
この良く分からない気持ちは…」
李信「何だ?病か?恋の…」
李信に揶揄われて
顔を真っ赤にしている王賁でした。
王賁「李信が恋の病などと言う言葉を知っているとは…大変良く出来ました。」
揶揄われた王賁は仕返しだと言わんばかりに李信を小馬鹿にしていました。
李信「馬鹿にしているのか?
良い度胸だな…!」
楊端和「喧嘩する程、仲が良いとは言うが俺、羌廆、李信、王賁と美女が2人とは…美女が少々足りぬ…」
王賁と李信が何やら火花を散らしている隣で楊端和は捕らぬ狸の皮算用ならぬ居らぬ美女の算用をしていました。
すると…
美世「あら…?ここはどこかしら?」
美世が漸く
目を覚ましました。
李信「ふむ、美しき女子は嫌いではないので…話くらいはしてみるか?」
なかなか上から目線な発言ではありますが李信は将軍でありますので…
李信「やはり将軍の妻になるならば…背中を預けられるような女性でなければ所帯を持つ事など出来ぬ…」
その理由に関しては、
羌廆、楊端和、王賁も納得し
深く頷いておりました。
美世も優香里も驚きのあまり、
互いの顔を見合わせていましたが…
それは…
美世「どうして…皆さん、
髪がそんなに長いのでしょうか?」
美世の疑問は現在を生きる2人にとって当たり前に感じる疑問ですが…
羌廆「親から貰った身体を無闇に傷つけてはならないからだ…」
羌廆を始めとする将軍4人衆にとっては不可思議な質問でございました。
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