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結局、
王賁と美世、羌廆と優香里が夫婦となる事になりました。
秦王・嬴政「そうか…誰かと生きる事が出来るのは幸せな事だな…」
こうして許可が出たのは良いのですが優香里と美世は顔を見合わせて困った顔をしていました。
美世「これで結婚した事になるの?」
優香里「何だか物足りないわね…」
美世と優香里の生きていた現在では、
双方の実家に挨拶して…指輪を選んで婚姻届を出して結婚式を挙げて…
羌廆・王賁「はい?」
難しい言葉を口にされても羌廆と王賁には理解する事が出来ませんでした。
羌廆「実家に帰省して挨拶している暇など我らには…ない。」
王賁「父上も出陣しているし妻を紹介したところで何も言わないだろう。」
秦王・嬴政「夫婦と言えども近しい他人であるが故、理解し難い事もあるかも知れぬが羌廆と王賁は仕事が第一であるためそのような言葉が出てしまうのだ…決してそなたらを蔑ろにしている訳ではないので冷たい男だと言わないで貰いたい。」
優香里「大王、我らは決して…
彼らの愛情を疑ったり致しませぬ。」
美世「我らの夫にとりまして…大王に仕える事は生き甲斐そのもの…。我らは2番目で構いませぬ…」
優香里と美世の言葉を聞いた
秦王・嬴政は…
嬴政「王賁、羌廆、素晴らしき妻を娶る事が出来てさぞや幸せであろう…。妻を大切にしてこれからも秦のために忠誠を尽くすが良いぞ…」
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