0人が本棚に入れています
本棚に追加
この映画は出会った2人が互いの勘違いなんかがあっていったんは別れるんだけど、また再会してよりを戻し、最後は素敵なキスシーンで終わるんだ。
気づくと、彼女はベッドの端に座り、僕の方を見つめていた。
待っているんだな、と僕は思った。
怒った手前、自分から露骨に誘うことなんかはできない。だからわざとあの恋愛映画のパンフレットをしまい忘れたふりをして雰囲気を作り、僕の行動を待っているのだろう。
僕が近寄って彼女を抱き寄せたら…彼女は少し抵抗するふりをして、でも大胆に自分からキスをしてきたりして、そのあとはベッドにそのまま…
「なに妄想してんだよ、変態野郎!!!」
彼女の恐ろしい怒鳴り声で僕は現実に戻された。
最初のコメントを投稿しよう!