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条件
ただし、条件があります。
10/31ハロウィンの夜、日が沈んで朝日が昇るまでの間に
僕が自ら差し出さないといけないらしい。
ミランダはどうしてもヴァンパイアをやめて普通の人間として暮らしていきたいというのです。
僕からしたらヴァンパイアってちょっと憧れちゃうけどなぁ。
血を採られた人間はどうなるんだろう?
僕はヴァンパイアになってしまうんだろうか?
それともミイラみたいに干からびてしまうんだろうか?
ミランダは続けます。
もし、OKならハロウィンの夜にまたここに来て。
ミランダが僕の耳元で囁くと、鼓動が早くなってしまって、まともに顔が見られなくなりました。
彼女は握っていた手を離して
待ってるね、と僕を見送るのでした。
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