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「……っと言うわけで!見事、クリぼっち確定しました!!」
元気よく言ってみたけど、結局虚しくなって、うえーんっと泣きながらテーブルの上に突っ伏す。
あの時のあたしってばどうして別れるなんて言っちゃったんだろう。せめてクリスマス終わってから別れれば良かったなぁ…。
クリスマスに一人だなんて、寂しくて堪らない。
今頃あの二人は、あたしを差し置いて仲良くクリスマスイブを過ごしているのだろうか。そんなの最悪すぎる。
はあああっとクソデカため息を吐くあたしの頭上で、くすくすと鈴を転がしたような美しい笑い声が聞こえて、テーブルに伏せたまま顔だけを目の前の人物に向けて、ギロリと睨む。
「碧心」
「ごめん、ごめん。羽依って、ほんとーに男運ないなぁって思って」
あたしに睨まれても怯む様子なんて一切見せず、それどころかまたおかしそうに笑うのは、あたしの麗しい大親友。吉野碧心だ。
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