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「確か高校でできた初めての彼氏には6股かけられてて、その後できた10歳上の彼氏は実は結婚していて知らないうちに不倫相手になってたんだっけ。高校まで奥さんが乗り込んできたのは本当に傑作だったなぁ。それで三人目の彼氏は羽依に無断でクレジットカードを使い込んでて、四人目の彼氏は…」 「碧心様、この辺で勘弁してください…」 あたしの恋愛遍歴(黒歴史)をつらつらと語り出す碧心に白旗を上げた。あたしと碧心は小学生の時からずっと一緒で、お互いのことは何だって知っている。 むしろ知らないことの方が少ない。 今までの恋愛遍歴(黒歴史)を振り返ってみると碧心の言う通り、あたしってつくづく男運ないなぁ。 もしかしたら、あたしは世に言うダメンズウォーカーというやつなのかもしれない。 「まあ、私は別れて正解だと思うよ。ゆうくんだっけ?あんまりかっこよくなかったし」 「でた。碧心の面食い発言」
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