最低な恋心。

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「おやおや」 「残念」 「独占欲か?」 「案外器が小さいな」 俺以外の男からそんな言葉が出てくる。 俺がいない間に女子たちが 「御影ちゃんの爆弾すごいわよ!」 「小玉メロン?スイカ?」 「きれいな色と形!あとエロ黒子(ぼくろ)!!」 「あの顔にアレは反則だわ」 と熱弁してたせいで、男達は期待して待ってたらしいが。 来た時すでに、ラッシュガードを着せておいたので俺に弄りの言葉が降りかかる。 まぁ女子には御影は囲まれて、 「どんなのにしたの?」 「見せてぇ~」 「あ、可愛い!」 「いいのあって良かったね!」 とファスナーを全開にしてる音が聞こえた。 それと同時に俺にニヤついた視線が送られる。 「日焼け止めも塗れよ!」と言えば。 「じゃぁ」と御影は速攻ラッシュガードを脱いだ。 「脱がないと塗れないじゃん!!!」 「出てるところだけ塗ればいいんだよ!!」 男達の視線も気にしない御影にこっちは疲れるだけだ。
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