最低な恋心。

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「期間限定ならね。三か月だよ」 これは俺に告白してきた女の子にいう常套句。 人によっては俺を最低だというだろう。 しょうがないだろ。 「俺が君を好きになれるか解らないから」 俺は【恋】を知らない。 下心なら知ってるよ? 【恋】をする前に【彼女】が出来て。 【彼女】が出来たら【セックス】も出来た。 最初は流石にドキドキしたがそれは【緊張】であって。 【恋】ではない。 誰とキスしても。 誰とセックスしても。 俺に【恋愛感情】は沸かない。 【運命の相手】っていうのが居るんだとしたら数打たないと会えないじゃん? そこで交際の申し込みの条件として【三か月】とした。 「期間終了。今までありがとう。さよなら。」 いつもコレを相手に送信して終了となる。 俺を最低という奴も沢山いた。 中等部からそんなことをしていたから内部生で俺の交際のやり方を知らない奴は居ない。 大学入学当初の外部生からはコレを伝えると「ふざけんな!」と怒鳴られたり、泣かれたり。まぁ面倒くさかった。 それも大学内で広がれば了承の上での交際の申し込みしか来なくて楽なんだけど。 俺は寄り添って、幸せそうにできる相手には未だに出会えない。 「もうお前何人くらいと付き合ってる?」 「ん~~」 俺が指折り数えた。三か月前に怒り出す子とかもいたから年4~5人それが7年半。 「40人弱?」 改めて数えたらそんなに居たか。 周りの友人からは「いいなぁ!」と言われるが。俺はそう思えないのだからしょうがない。 「相思相愛のほうが俺は羨ましいけどな」 俺が本音を言っても、周りからはどつかれる。 それに俺がモテるのは【俺自身】のことじゃなくて、俺のバックにある【光井グループ】という肩書に惹かれてる女の方が多い。 それは大学生になってから特に感じていた。 大学生に似合わないマンションを買ってもらい。 大学生では無理な車やバイクを持っていて。 大学生に不釣り合いな持ち物を持つ。 その俺の持ってるものに惹かれて擦り寄ってきてる女も一人や二人じゃ無いんだ。
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