6.光を拒む者〜無骸〜

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「初めて見る瞳だ。チカチカして、眩しくて、気に入らねぇ」 そう言って、俺は目の前の男の額に、銃弾をぶち込んだ。 バンッ! 男はその場に倒れる。 男の傍には、瞳を疑う物が落ちていた。 「…!?何故こんなもの…」 恐る恐る拾い上げた"それ"は、真っ白な一枚の羽だった。 何故だ? この羽を見ていると、どうしてだか胸がざわざわして、どうも落ち着かない…。 真っ白なその羽を握り潰し、粉々になったそれは冷たい風に舞い消えた。 「…チッ」 舌打ちをして、真っ直ぐ屋敷へと戻り、自分の部屋へは向かわずに、地下へと降りていく。 「無骸様!ご報告します!涼という男が、自殺を…!」 「…死んだのか?」 「はいっ!」 1週間前、地下牢から、蓮生という子供が突如として消えた。 その子供を逃がしたとしか考えられない1人の男、同じ牢に居た涼という男が、自ら命を絶ったという。 「死体は?」 「地下牢に」 死んだ事を確認する為、あの男の死体があるという牢に向かった。
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