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「っ、くるし、」
「……お前なんか、もっと苦しめばいいんだ」
ギリギリと首にかかる圧が強くなり、本格的に酸素が足りなくなってきた。
やめて、と椿くんの手を掴んで離そうとしてもビクともしない。
もっと苦しめばいいって、だからこんなことするの…?
そんなに私のことが嫌いなの…?
「……っうぅ、」
息が出来ない、苦しい、まるで溺れているみたいだ。
必死に足掻いても、椿くんの支配から逃れられそうになくて。
―――そして私は、意識を手放してしまった。
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