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芳也にも、美咲さんや義母があることないこと言っているのかもしれない。それでも信じてくれないということは、そこまでだ。
「そうだね、私が間違ってた。あなたと結婚をしたことがね」
これでもかと二人を睨みつけて、そう言い放つ。
「出て行け! ここは俺の家だ」
「わかった」
言われなくてもこんな家にはもういたくない。
私は自分の部屋に行って荷物をまとめようとリビングを出たが、すぐに芳也に引きずられるように家の外に出されてしまった。
「荷物は全部俺の金で買ったものだ」
そう言い放ち、芳也は玄関のドアにカギをかけた。
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