青く輝く

　近傍の小惑星帯に不可解な反応を検知。それは多くのデブリに紛れており、簡易検査の結果、年代測定不可能な物体と確認。

　計器の全てが壊れたその四角形は、とある情報の集合体だと判明。物質としての金の安定性を利用した円盤も確認。

　それによると、我々と同系統の知的生命体が「かつて」存在したことが判明した。事由は年代測定不可能なほど古いメカニズムであるため。

　彼等は二本足、二本の手、ひとつの頭脳を要する生命体であると確認できる。ある種の宇宙創造に対する手掛かりにもなり得るため、引き続き調査を進める。

　尚、調査対象である金属の筐体から定期的な波形を感知。各種観測、スペクトル分析の結果、それはごく短い電子的な交信メッセージだと判明。我々がそれを入手してから、メッセージは断続的に繰り返されている。

　内容はこうだ。