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「この女に合う靴を買いに来た」
「し、失礼ですが・・こ、こちらのお嬢様は、し、新藤様とどういったご関係で・・」
なぜか戦々恐々といった態度のおじさん店員は、それでも好奇の目を隠しきれていない。
「なにか関係があるのか?」
凪さんは温度の感じない声を出す。
「は、はい!?」
「この女と俺との関係が、お前になにか関係があるのかと聞いている」
「・・出過ぎた事を致しました。申し訳ございません」
おじさんは深々と頭を下げて私に合う靴を物色し始めた。
凪さんはあまり感情を表に出さない人だと思う。
だけど、今のは絶対に怒ってた。
すごく黒いオーラがこっちにまで伝わってきた。
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