カフェ

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様子を見に寝室に入るなりおかしいことに気がついた。 「おい。どうした?」 「ハァ、ハァッ・・」 荒い呼吸を繰り返す身体は小刻みに震えていた。 「チッ・・熱が高いな」 真冬にあんな薄着で海にまで入っていたから当然といえば当然だ。 汗を吸って冷たくなった服を再度着替えさせる。 湿布は汗をかいている時に貼るとかぶれることがあるため仕方なく剥がした。 このままではまずい。 脱水症状を引き起こす。 「飲め」 上体を起こしてスポーツドリンクを口元に持っていく。 だいぶ朦朧としていたが時間を掛けてコップ一杯分飲ませることができた。
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