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「ふぅーん。そんなことがあったのか。やっぱりワケアリ少女だな」
話しているうちに自宅に着いたので、あかりをベッドに寝かせてリビングで飲みながら続きを話していた。
「まぁそうだな」
「そうだなって!凪、お前ってほんっっとサラッと大変なこと言うよな!」
統はまだまだ元気が有り余っているようだな。
ー・・もっと仕事を任せても良かったか?
そんなことを口に出せば、こいつは烈火のごとく怒るのだろうな。
「うるさい静かにしろ。あかりが起きる」
「まじかよ・・ほんとにあの子にお熱なわけ?どんな事情があるかもわからないってのによ・・」
統は呆れたように両手を広げた。
「それを調べるのはお前の役目だろ?副総長」
「っ・・懐かしい肩書きで呼んでくれるよ。そうだけどさ、学校とかどうす・・」
「ちょっと待て」
俺は足早に寝室へと向かう。
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