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「わー!ハル可愛い!」
「うん、やっぱり似合う!」
「へぇ、燐皇石か。綺麗だな」
絶賛するゆづと私と侑生に照れた表情を浮かべたハルは、嬉しそうに手鏡を覗き込んだ。
「こーき、どう?」
「…どうって、」
「変?」
「へ、変なわけないだろっ、」
「……」
「……か、可愛いよ」
煌生は顔を真っ赤にさせつつも頑張って感想を述べる。そして、あまりの恥ずかしさからか片手で顔を覆った。
煌生の言葉に満面の笑みを浮かべたハルは、勢いよく煌生の体に飛び付いた。
「きゃー!ハルマセガキー!!!」
「は、ハハハハル大胆っ!!!」
「ゆづも麗もうるさい」
「なっ!?は、ハルっ!?」
「ありがとう、こーき」
「……お、おう」
「一生大切にする。ずーっと肌身離さずつける」
「…ほんとに?」
「うん、ほんと。お風呂の時も寝る時もずーっと一緒!」
「そ、そっか」
「心配なら見張ってていいよ?」
「は!?」
「私がちゃんとずっとこれをつけてるかどうか、一生見張ってていいよ?」
「きゃー!!!!そそそそれってもしやっ!?」
「プロッ、プロポー」
「ゆづも麗も落ちつけ」
まるで合いの手のように騒ぐ私達に、侑生は至って冷静に突っ込んでくる。
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