1352人が本棚に入れています
本棚に追加
「は、ぅ…やだ…そんなとこ…」
「教えて。真白の気持ちいいとこ。…ここ?」
「っや…ぁ…っ」
「こっち?」
「ぁ、あ、…っ」
「それとも両方?」
その瞬間びくっと身体が痺れて、自分の声が大きくなった。
恥ずかして口を塞ぐと、すぐにその手をどかされる。
「なんで我慢するの」
「変な、声だし…」
「変じゃないよ。もっと聞きたい」
足を抱え込まれて、視線が下に落ちる。
何をするのか分からなくて、黙って彼方の行動を見ていた。
目が合った彼方は、少し意地悪く笑って私に赤い舌を見せる。
「っ…」
電撃が走ったような信じられない快感を感じて、眩暈がした。
指とは違うその感覚。
淫らな水音が私を狂わせる。
「ぁ、ぁ、あぁ…っ」
この間と全然違う。
繋がる前から、こんなに甘い時間があるなんて知らなかった。
逃げたくなるほどの、強い刺激。おかしくなりそう。
「ぁ、やぁ、とまって…っ」
「…ん?」
「変なの、くる…っ」
「大丈夫。可愛くイくとこ…俺に見せて?」
「や、やぁっ…あ、ぁ…っ!」
きゅぅ、と爪先に力が入って、次の瞬間には頭が真っ白になっていた。
彼体を震わせてぐったりしている私を彼が引き寄せ、ぎゅっと正面から抱きしめてくる。
はぁ…と興奮したような息遣いを感じる。
「…ましろ、真白、可愛い」
…この人…誰?
本当に彼方?
そう思ってしまうほど、今日の彼方は今までのどの彼方とも違った。
まるで、私が愛しくてたまらないというように、何度も何度も顔にキスをしてくる。
私が処女だったから罪悪感感じて、罪滅ぼしでサービスしてくれてるのかな。
最初のコメントを投稿しよう!