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支えられながら自分の家に帰ってきて、先輩が私を支えながら鍵を探す。
「どこ、家の鍵」
「んー」
「カバンの中見るよ」
蓮先輩は私の鞄の中を探して鞄の小さなポケットに入っている家の鍵を掴む。
そのままベッドまで運んでもらって、倒れ込むように寝転がる。
「水は?飲む?」
食器棚からコップを取りだして、冷蔵庫に入っていた水を入れてくれる。
近くまで寄ると、そのコップを渡してきて、おぼつかない手で受け取って一気に流し込む。
「…暑い」と羽織っていたジャケットを脱いで、その辺に放る。
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