詩  馬の瞳

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その体は大きく美しい 鬣は風に流れ しなやかな肢体は優雅に跳ねている 楽しむように 祈るように 地を駆けている その瞳は深い色を湛え 心の奥の奥に視線を送る 善と悪と 私達の本質を その深層までも見透かすだろう それでも彼らは 全てを知って尚 慈しむ愛を持って 私達に寄り添ってくれる その暖かな身体には 祈りを その穏やかな瞳には 願いを込めて 私達に語り 問いかけている 『貴方の心は どんな色ですか』 【終】  
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