とある高校生

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バイト先のコンビニまでの道はいつもと変わらない。 住宅街を抜け、薄暗い街灯の下を通り抜けるたびに、彼は無意識に周りを見回す。特に理由はない。 ただ、最近、誰かに見られているような気がするのだ。 「…気のせいだよな」 彼は肩をすくめ、自分に言い聞かせるように呟く。だが、その違和感は日に日に強くなっていた。
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