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「どうしよう……」 その場に 力なく座り込んだ。 明日の朝イチで 取引先に提出しないといけないのに…… 「……うおっ!びっくりした……。アンタ、そんなところに座り込んで何してんの、踏むよ?」 「あっ!」 どこか 聞き覚えのある声に 振り返ればそこには 以前、倉庫で助けてくれた人がいた。 「ウチに何か用?」 「も、もしかして、システム部の方ですか?」 「システム部、黒金篤哉です」 首に 下げていた 社員証を見せながら 私へと自己紹介をしてくれた。 ……か、神だっ!! 目の前に神様が現れた!! 「私、総務部の白木雪羽です。あの、助けてくださいっ!!」 「は?」 .
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