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「なるほどね……」 「……あの、なおりますか?」 状況を 説明すれば 眉間にシワを寄せ険しい表情で いまだに固まったままの画面を見つめる黒金さん。 「……どうだろうな。やるだけやるけど、保証の限りではない。それでも」 「構いません、お願いしますっ!!私にはもう、黒金さんしかいないんです!!」 彼の 手をギュッと握り 本日、何度目かの 藁にもすがる思いで復旧をお願いする。 「……手」 「え?」 「離してくれないと、作業できない」 「……あっ、す、すみません!!」 .
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