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そう言われ 無意識に握っていた 手をパッと勢いよく離した。 どうしよう…… 必死すぎて 黒金さんの手を握っちゃった…… 黒金さんの手は 想像以上に大きくてあたたかい手で 今更ながらに 自分がした大胆行動に 恥ずかしさが一気に 込み上げてきて胸の鼓動が加速していく。 「……いや、別にいいけど。じゃあ、俺は作業に取り掛かるからアンタは」 「隣で見てます!何時間でも待ちますし、作業の邪魔はしませんから!!」 「……」 「あ、そうだ!私、飲み物とか夜食買ってきます。何がいいですか?」 .
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