ホテル

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確かにそうだ。変わんない。 そう思う反面、素直に感じたら終わりだとも思う。 そんな気持ちを見透かしたように、ひたすら奥を貫かれた。 何度も。全く配慮なく欲しがるように奥まで突っ込まれて息が乱れる。 「東郷…、」 「うん」 「東郷…っ」 「何?」 「許して…」 「無理」 堪えられなくなって必死に名前を呼んだけど、軽くあしらわれて終わり。 全く緩めてくれる素振りがない。 熱くなったあたしの体を好きに触って、快感に顔を歪ますあたしを熱に浮かされたような目で見てる。 蓋を開けたって何も出て来ないのに皮肉だ。 愛情なんて欠片も含まれていないのに、愛情が溢れてするときよりも熱く欲しがられている。 乱暴にされているのに返ってくるのは快感だけで。ずーっと、ずっと、永遠と繰り返し求められて頭がおかしくなりそう。 有り得ないくらい感じて止まらない。 自分の喘ぐ声が止めどなく部屋に響いている。 必死に止めても逆に体を押さえ付けられて、されるがまま。 拒否するのは許さないと言わんばかり。 無遠慮に腰を打ち付けられて心の底から焦る。
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