ホテル

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「なんで照れてんの」 「そりゃ…、今からするんだと思ったら、何かちょっと」 「ふーん。まぁ、いいけど、目を逸らすのは禁止ね」 「えー」 「そこは絶対。ちゃんと俺の顔を見てヤってよ」 「うん…」 頷いたあたしに東郷は薄く笑みを描いた。 そのまま頭を抱え込まれ、やたらめったら甘いキスをされる。 随分、手慣れたキスだ。 苦しくって顔を横に向けても離してくれず、首筋に唇を這わされて声が出る。 最初の渋っていた姿からは想像が出来ないエロさ。と言うか別人。 「ん、待って…。シャワー浴びたい」 「後で一緒に入ろ」 「今」 「だーめ」 何かちょっとビビってわりと本気で止めてみる。 けど、聞く耳を持って貰えず、服の中に手を突っ込まれて、いとも簡単に下着の留め具を外された。 あっという間に服を捲られ、肌を舐められ、冷たい手が身体中を弄って、気付けば既に半分脱がされていて少しだけ焦る。
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