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もちろん相手は女性。関係はと聞くと学園時代のクラスメイト程度の相手。そんな相手でも私よりはよほど大切な相手らしく付き添った私の目の前でいちゃつく始末。
それでも義務は果たしているって言うあの顔。許せない!!
私はこんな愚男王子。アルフォン殿下と15歳の時に婚約している。
もちろん政略的な要因でしかない。
私はこの国の第4公爵家のひとつ。ヴィオレッテ公爵家の長女。
見た目は灰白銀色の髪薄薄紫色の瞳。人は良く髪色を白金のようだけどよく見ると少し違うと言う。
顔立ちは平凡。良くも悪くもないと言えばいいのだろうか。
目が母親に似ているらしく目は大きいが少し垂れ目、笑うと可愛いと言われるが自分ではあまりいいとは思っていない。
彼の婚約者に選ばれた理由も家柄と年令が彼と釣り合うかららしい。
そんな理由かと言いたくなるが…何しろ王直々の頼みとあれば断ることは出来ない。
父は第4王子との婚姻を期待していたがアルバート第4王子は結婚する気はないとはっきり断言していてさらに自身を鍛える旅に出ると他国を旅しているらしい。
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