八月十六日
1/5
読書設定
目次
前へ
/
5ページ
次へ
八月十六日
この角度から、
貴方
(
あなた
)
を見るのが好きなんだ。 貴方の
斜
(
なな
)
め
後
(
うし
)
ろ、
立木
(
たちき
)
の
幹
(
みき
)
に寄りかかりながらその姿を
眺
(
なが
)
め、僕は今も変わらずそう思う。 その
顎
(
あご
)
の
線
(
ライン
)
、そこから続く白い
首筋
(
くびすじ
)
が一番美しく見えるから。 貴方が少し
伏
(
ふ
)
し
目
(
め
)
がちになると、その
睫毛
(
まつげ
)
の長さが
際立
(
きわだ
)
つ。 小ぶりな鼻、薄い
唇
(
くちびる
)
は
凛々
(
りり
)
しく結ばれて、僕はいつまでも見ていられる。
/
5ページ
最初のコメントを投稿しよう!
9人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
8(あなた 0)
スターギフトを贈る
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!