二冊の絵本の物語 砂の王国

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処変わって、別の異世界である・・。 「エイルうう~うふふ」誰かに呼びかける少女 「『傾国美人な美少年』シリーズの最新刊の絵本よおお」 「綺麗な美少年 くすっ」ちょっといけない感じの笑顔 長い黒髪でアーモンドのような青みがかった瞳が印象的な少女 長いエルフのような耳がピコピコ  参考程度だが、彼女の胸とかスタイルが抜群! 手には新しい絵本が1冊 その彼女がとある王宮で 波打つ金髪の美少女に声をかける。 「あ、アル、アルテイシア姫 久しぶり」金髪の美少女 こちらはオッドアイで青と琥珀の瞳、猫を思わせる不思議な造形の耳が特徴的 ・・残念ながら服のウエーヴで隠してるが胸は寂しいというか、ほぼ無い だが、それを補うような美少女であった。 まったりと金髪のオッドアイの美少女(エイル)は東屋でお茶とお菓子を食べていた すぐ横には ローヴを着た二本足で立つわん子? その犬も椅子に座り、同じくお菓子にお茶を食べたり、飲んだり・・ 「お久しぶりですワンワン!アルテイシア姫さま」犬、わん子は嬉しそうにご挨拶 犬・・ローヴを着たわん子が話しかける 二人が纏うのは古代ローマ時代ぽい服装で、とても短いスカートに 艶やかな金の刺繍入りの淡い青と白を基調にした服 「あら~わん子さんじゃない!お久しぶり」 「わんわん」丁寧な挨拶をする犬ことワン子 「もしかして、アル 例の絵本」エイル「そうなのよ」アル 「エイル、見て ついに手に入ったの!」 長い耳で黒髪の美少女アル、アルテイシアが笑う 「わああ!傾国美人の美少年ナジュ君の最新刊の絵本だ!」エイル 「で・・作者の事だから また、拷問とか酷い事をナジュ君に?」エイル 「・・妹のアーシャッハちゃんと添い寝をしてあげるはずだったじゃないの?」 エイル 「ラクダ・レースの勝者なのに妹ちゃん可哀そう」エイル 「そうよね」アル、アルテイシア 穏やかな風にアルの黒髪がそっと舞う 「その後、お兄さんそっくりの護衛の奴隷兵士とか・・」「うん、うん」 何やら絵本の話で盛り上がっている二人の美少女  「今回は・・寵姫の一人に毒入りの飲み物を無理やり飲まされて・・」アル 「えええっ!どうなるの!」エイル 「読んでのお楽しみよ エイル」ウインクをして笑うアルテイシア
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