二冊の絵本の物語 砂の王国

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砂に変化する絵本? 気を失ったナジュを心配そうに見つめ 一瞬、戸惑う表情をしてから・・軽く唇と頬にキスをする。 「あ・・」ナジュが目を覚ます  照れくさそうに彼は笑う そのまま抱き抱えられるナジュ 絵本を読んでいる二人のお姫さま「ああ、護衛の兵士さん・・」「ええ、なに?」 「えええ!」「まああ」頬を赤くして本気で嬉しい二人の姫 アルとエイル 絵本を読みながら わやわやと騒いでした。 「・・ワン 御二人とも嬉しそうワンワン」 犬の姿の小さな魔法使い・・じゃない、魔法使いの弟子のわん子 嬉しそうに騒ぐ二人 そんな時だった 「あ・・」「え?」絵本がサラサラと音を立て、砂に変わってゆく あっと言う間に 絵本だった砂は廻り一杯に・・ それから・・砂の中から蛇や手のようなものが飛び出して、二人の姫とワン子を襲う 「何事!」アル、黒髪の美少女は戦闘モードに移行  水魔法、氷魔法の呪文を唱えて蹴散らす 「あ、こ、このおお」エイル どうにか蹴とばしたりして対処をしてるが エイルは金の髪を掴まれる。 「きゃああアルうう!」エイルは砂の魔物、蛇たちに飲み込まれそう 「うわあああん!ワンワン」わん子 わん子も同じく 「エイル!わん子さん!」 アル、アルテイシアは長い黒髪を揺らしながら、見事な動作で戦っていた。
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