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 体の力が抜けてベッドに沈み込んだ麻里亜の上に、紘太が呼吸を乱して覆い被さるように倒れ込んだ。互いに胸を上下させ、熱い吐息が漏れ続ける。 「麻里亜ちゃん……大丈夫……?」 「うん……大丈夫……」  紘太が笑顔を浮かべて麻里亜の中から出てしまったので寂しさを覚えたが、すぐに彼が抱きしめてくれたので、心は満たされたままでいられた。 「ねぇ、麻里亜ちゃん」 「なぁに?」 「麻里亜ちゃんと付き合うって、家族に宣言していい?」 「えっ、えっ⁈ 突然だね……⁈ い、いいけど……なんか恥ずかしいかも……」 「大丈夫。家族はみんな俺が麻里亜ちゃんを好きだってことを知ってるから」  驚いたように目を見開いた麻里亜の頭を、紘太はニマニマしながら撫で、その額に唇を押し当てる。 「やっと麻里亜ちゃんを抱きしめられた……」 「それは私も同じだよ……もう隣に立っても兄妹には見られないよね?」 「当たり前じゃないか。こんなに可愛い彼女、妹だなんて言わせないよ」  二人は見つめ合って、クスクスと笑い合う。そしてどちらからともなくキスをし、再び紘太が麻里亜の上に覆い被さると、彼女の足を開かせる。  麻里亜は戸惑いを見せたものの、自分の中に湧き上がる欲望を抑えることが出来ず、おずおずと紘太の腰に足を巻きつけた。 「いいの? 二回目しちゃうよ?」  満面の笑みを浮かべ、蜜が溢れた足の間に自分のモノを擦り付けていく。たったそれだけのことなのに、麻里亜の息は上がり始め、甘い吐息が漏れる。 「どうしたい? 今日はここまでにしておこうか?」 「紘太くんは……もう平気なの?」 「そうだね、一回出したし。それに……こうやって擦るだけでも気持ちいいんだ。麻里亜ちゃんはどう? 気持ち良い?」 「んっ……気持ちいい……」 「じゃあ今日はこのまま一回イッておしまいにしよう。これから何回だって出来るんだからさ」  紘太の優しさを感じた麻里亜は、小さく頷いた。キスをしながら紘太が激しく腰を動かすたびに、抗えないほどの快楽に襲われる。 「好きだよ……麻里亜……!」  あぁ、なんて幸せな瞬間だろうーー名前を呼ばれた瞬間、麻里亜は二度目の絶頂に到達し、ベッドに沈み込んで果てた。
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